Ryuichi kawamura Architects Atelier -R/AA-

H-HOUSE リノベーション [2008.04竣工]


都内住宅地のマンションのリノベーション。

壁式のRC構造のため、既存の3LDKの間取りがそのまま構造体となっていた。

そのため、ラーメン構造の様に大空間が作れない変わりに、建具を取り除いて残った900mm〜1800mmの開口を利用し、

RCの躯体で仕切られながらも、その小さな開口によって、緩やかな空間の連続性を作り出した。

小さな開口からは、テクスチャの違う壁が見え隠れし、奥の部屋への期待感を持たせている。

一目に把握出来るような実際の広さからではなく、建具に開けた穴や、間接照明によって、

隠れた部分を想像させることで、空間の広がりを感じることが出来るようにしている。

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