Ryuichi kawamura Architects Atelier -R/AA-

K-HOUSE リノベーション [2008.02竣工]


築30年のマンションのリノベーション。

改修前、室全体のスケールが小さいため、ドアの取手やスイッチ等の小さい部分のディテールが、空間そのものと同等の強さを持っているように感じた。

しかし、そこにあったのは、既成品を寄せ集めたディテールで、空間とディテールの質にアンバランス感じた。

そのため、その小さいディテールの1つ1つに個性を持たせることで、空間の質にバランスをとる事を考えた。

3ヶ所ある建具の取手は、機能に合わせてそれぞれ違った形を持たせた。

しかしそれは、バラバラの個性ではなく、同じアルミ素材で作られた共鳴する個性であり、

その共鳴がデザインとしての統一感を生んでいる。

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